猪原良右衛門商店として古く、正確な創業時期については不詳で、古文書をめくると天保年間の取引帳簿が見当たる。

　近世

上記時代より味噌・醤油の醸造、薬局、火薬類の販売を業とし、また一時期石油類の販売も行う。中でも醸造部門のウエイトが大きく、期間も長く、明治、大正、昭和と営業を続けた。

　近時

昭和４０年代当初より、時代の趨勢におされ醸造部門を廃止し、商号も古来の猪原良右衛門商店から「猪原商店」と改名した。醸造廃止に伴い、広大な醸造工場の一部を利用し、消火器の修理・販売、及び土木資材の卸、販売、加工修理を行い、中でも施行を伴う土木資材は施行請負をし、今日に至る。

　昭和５６年月

法人化。「株式会社猪原商店」とする。

　昭和５９年９月

社屋建設。鉄筋３階建て。

　昭和６２年７月

支店「いはら殿賀支店」建設。老人介護用品の卸・販売を行う。

　平成３年７月

加計町立病院内に「在宅介護支援センター」を開設、在宅療養者への介護用品・医療機器の貸し出し、給付等を行う。

　平成４年１２月

いはら殿賀支店を殿賀薬局とし、上記介護用品の他、一般医薬品の販売、調剤業務を行う。

　平成６年２月

芸北町才乙川重油流出事故で、その回収作業の中心的役割を担い、流水中における油回収に「濾過吸着による流水中の油回収」が効果を発揮し、その方法が弊社の特許となる。（特許第２７４２８８３号、平成１０年２月６日取得）

　平成７年１０月

資本金を１，０００万円に増資

　平成６年２月

才乙川重油流出事故処理記録「いのちの水源を守る」発刊